6月30日に開催されたワッカフェのレポートです(^^)
今回は日本赤十字社の郷原貴利さんに来ていただき、被災地の現状や防災の知識などをわかりやすく教えていただきましたよ~。
「 “うちは大丈夫” とつい思ってしまいがちだけどそんなことはありません!」
はじめに、有事の際、どう動くべきか?避難生活、災害医療、応急手当の必要性、その他備蓄についてのお話を伺いました。
避難所の生活では、どうしても親が子どもを静かにさせなくちゃと思ってしまうことにより、子どもも我慢してストレスがたまり、結果子どもから表情がなくなってしまうことがあるそうです。これは日本人特有の現象とのこと。しかし、避難所だからといって、遊んだり笑ったりすることを我慢する必要はなく、非日常の空間だからこそ、できるだけいつもと同じように過ごすことが精神的にも良いそうです。
また、治療の優先順位を決める「トリアージ」についても学びました。負傷者の重症度や緊急度によって救助・治療の優先順位が変わります。辛い判断もあると思います。被災時は特に「みんな大変なんです。助けてください!」と感情的になってしまいますが、トリアージを少しでも理解しておくことで、事態を冷静に受け止め、適切な判断ができたらと思います。災害医療は普段の医療と同じものを受けることはできないんだなと痛感です。。
自分の身は自分で守る。
次は応急手当クイズ!身の回りの物を使って応急手当法を実演してくださいましたよ。
骨折してしまったら? 出血したら? などのお題に対し、参加者の方から「腹帯で腕を固定してみよう!」「ハンガーはどうかな?」などいろんなアイディアがでてきました!ストッキングやビニール袋を使って腕をつる郷原さんのアイディアにはみんな感心です!知っておくことで防げたり、助かることもあるんだ!と再認識しました。
お話を伺った後は「家族のもしもカード」作りをしました。
いつどこで起こるかわからない震災、起こってしまったときにパパの会社の連絡先や集合場所など、すぐに思い浮かびますか?? カードには必要だと思う情報をみんなで書き込みました。パパの連絡先や子どもの愛称・アレルギーなどの医療情報、集合場所。お財布に入るカードの大きさなので常に持ち歩きができますね!写真を入れていた方も☆ここで重要なのは、家族全員が同じ情報を共有しておくこと、とのことでした。
最後はお待ちかねのカフェタイム☆
今回はエミリーフローゲさんのたちかわサブレと非常食を試食。非常食はカレーピラフ(お水かお湯を入れて待つだけ)と缶詰パン(メープル味)でしたが、意外?に美味しかったです。パンからはメープルのいい香り・・。郷原さんは白米ならお水の分量を多めにすれば離乳食になるし、ご飯に乾燥野菜などをいれても美味しいですよ!とアレンジ方法も伝授してくださいました。こうした非常食も、いざというときに初めて食べる味だとストレスになるので、賞味期限が切れそうな頃に一度食べてしまうのもいいですね、とアドバイスを頂きました。
今回のお土産は災害時に役立つ情報が満載!の防災用手ぬぐいと紙風船、そして持ち運びができるスティックタイプの飲料(コーヒー・抹茶ドリンク・ノンアルサングリアの中から1つ)でした。
被災時、紙風船は遊ぶ道具がない時に膨らませれば遊べますし、持ち運びもかさばらず便利です。スティック飲料は一定期間保存ができるし非常時にはいつも親しみがある味にホッとすることができます。非常用バックに忍ばせてくださいね☆
終始和気あいあいなムードの中で行われた今回のワッカフェ。普段なかなか話し合わないことをママ同士で話せて、体感・体験できたワッカフェでした。次回もお楽しみに~☆