12月7日(日)に立川駅南口で行われた防災フェア。
今年は「子育てママの防災を考えよう!」という新テーマが加わり、この日はワッカチッタではなく「たちママ探検隊」のメンバーとして参加してきましたよ。
立川の子育て情報紙「ほほえみ」で今年度の防災特集を担当してくれたお二人も参加してくれました。
そんな子育てママブースには予想以上に多くの方が、私たちが集めた防災グッズを目的に来て下さり、防災アンケートの粗品も早々に終了。
たくさんのご協力ありがとうございました。
今回提案したのは「日頃から持ち歩けるよう化粧ポーチに入る容量で考えた防災グッズ」、「ある程度歩ける子どもには自分で背負わせて避難できる防災グッズ」「100均で揃えられる防災グッズ」。
スマホで写真に収めたり、質問をしてきたりするママもいて関心の高さを感じる一方、まだ何も揃えてないとの声も。
少しでもこのことがきっかけになればうれしいです。
隣には工学院大学の学生が被災地で使われている段ボールハウスを展示していました。
その段ボールには自由に絵を描くことが出来たので子ども達も大喜び。
屋根・扉付きのハウスの中は思った以上に暖かかった!
丸窓があるタイプは、ストレスの多い避難所で多少なりプライベート空間を保つことに役だっているそうです。
アレアレア6階に設置したおむつ替え・授乳室にも被災地同様、段ボールハウスでそれらの空間を作ってみました。
さて、他のエリアでも子連れで参加できる所が盛りだくさん。
私は午前中に家族とまわってみましたが、正直想像以上でした。(主催者の方、すみません(^^ゞ)
10時のイベント開始と同時に始まった救助訓練。
迫力ある等と表現するのは失礼なのかもしれませんが、それ程危険を顧みず救助活動及び日々訓練にあたってくれているのだと実感できる風景でした。
放水訓練では高く上っていく水に「うわーすごい!」という感想で終わりそうでしたが、その後道路に流れてきた水量を見て、水圧、水量、ポンプの重量などに火災現場の熱さが加わると思うと、激務の一端を感じることが出来ました。
小難しく書いてしまいましたが、子どもには「すごーい」だけでもいいと思うんです。
興味を持ってもらうことがまずは大事ですね。
間近で見る消防車やポンプ車に見入っている子ども達がたくさんいましたよ♪
11時半からは自衛隊の方が炊き出しの実演を行い、500食を無料配布。
特別に調理の車に乗せてもらいました。
車に搭載された大きな四角いお鍋を順々にかき混ぜていましたよ。
被災地での温かい食事は心身ともに本当に助けられると思います。
感謝感謝ですね。
その他、レスキュー車に搭載された工具に触れたり、子どもに警視庁の制服を着せてパトカーや白バイに乗ったりしましたよ。
災害救助犬のデモンストレーションや地震体験、煙ハウスの体験などもあり、親子で学べるイベントでした。
15時からは子育てママのための生活防災を提唱する国崎信江さんの講演会を聞きにいきました。
阪神大震災はたった「15秒」であれだけ甚大な被害となったこと。
震災遺児・孤児が抱える「生きる事への罪悪感」に接し、「子どもだけでなく親自身の命をも守る防災」が必要だと強く感じたこと。
書ききれない程いいお話がたくさんあったのですが、最後に一つだけ、その中から大切な情報をみなさんにシェアしたいと思います。
もし災害が起きてケガをしたら、緊急を要するケガで無ければまずは近くの「救護所」で医者の判断を仰ぐこと。
立川市の救急車の台数は4台しかありません。
家庭でも応急手当の技術と用品を備えることがまず大事ですね。
そして、小さな病院(診療所・クリニック等)の医師は救護所に派遣されることになっているそうなので、それらの病院をまわっても手当を受けられないそうです。
立川市内の救護所は以下の9つの中学校です。
・第一中学校・第二中学校・第三中学校・第四中学校・第五中学校・第六中学校・第七中学校・第八中学校・第九中学校