平成新道沿いにある古民家園。
いつもきのこ型にキレイに剪定された木が目印です。
古民家自体は垣根に囲まれ、道路から見えづらいので、こちらは目印になりますよ。
中に入ると箒目に整えられた砂利庭、その奥に立派な古民家があります。
この砂利はうちの子どもも足を踏み入れたことが無いんですが、どうもこの空間を乱してはいけない雰囲気はありますね…。
こちらは旧砂川9番組に属していた小林家の住宅を移築復元したもので、床の間、違い棚、書院などの座敷飾りは、当時の武家屋敷に並ぶほど大層立派なものだそうですよ。
ここは本来、昔の生活様式や建築技術を伝える場所ではありますが、散歩がてら子どもとのんびりすることもできるんです。
雨の日に中でまったりしてもいいですね♪
特に3月のひな祭りの頃には大正時代のものを含む120点の雛人形が飾られ、5月の端午の節句の頃には大きなこいのぼりが空を泳ぎますよ。
七段飾りのひな人形や大きなこいのぼりは、今となってはあまり見かけなくなり貴重なものですよね。
私は実家にあった七段飾りとよく似たお顏のものがあるので、懐かしい人に会いに行くような気分になります。
管理人さんに伺うと、私と同じような方や、今の家に飾れなくてこちらに毎年足を運ぶ方もいるそうです。
縁側に座って風を感じながら、整然とした石庭、竹林の笹の葉が風で重なる音を聞いていると、子どもでさえ言葉を発せずにただ眺めていたりします。
その表情もどこか穏やかで……家路に就くころには怪獣に戻りますが(笑)
おもちゃも何も無いけれど、磨きこまれた床の輝きやいろりの灰の匂いを嗅いでいると、生活することのいとおしさのようなものを感じます。
近くには「こもれびの足湯」もありますよ。
こちらも併せて楽しめまーす。
駐車場も無料です。
※取材時(2014年9月)の情報です。内容が変更になっていることがありますのでご注意ください。